狭山丘陵は里山型ニュータウン(野山北・六道山公園~周辺エリア)

以前から本ブログでも紹介してきた野山北・六道山公園

いわゆる狭山丘陵の一角にある里山系の公園なのですが、

自然度の高さに反し、まわりは新築も多い住宅地となっています。

上の近隣マップを見ると、確かに同公園(マップの右上)を始めとして緑が多いものの

それ以外の部分はほぼ住宅地となっています。

 

狭山丘陵といえば「トトロの住む森」として有名ですが、

その自然度の高さゆえか人気も高かったらしく、宅地開発もかなり進められたようです。

かといって極度に自然が損なわれたというわけでもなく、依然として緑は多く、

過去に本ブログでも紹介してきましたとおり、生きものの豊かな環境が保たれています。

 

 

 

 

 

公園への最も簡単なアクセス方法は、立川駅からバスに乗ることです。

私は「峰(みね)」というバス停で降りましたが、公園自体がやたらと広いため、

訪れたいスポットによって別のバス停で降りた方がいい場合もあります。

 

 

 

 

 

バス停を下りて公園に向かう途中、木製フェンスにキラリと輝くものが!

 

 

 

 

 

なんと、こんなところにタマムシがいました。

すぐ目の前にある森から飛んできたのでしょう。

このグリーンメタリックに赤のライン……やはり別格の美しさですね。

 

 

 

 

 

柵の上でボーッとしていて逃げる気配がなかったため、軽く捕まえて接写してみました。

が、相変わらず正面からだと顔が怖いというかグロいです……そして、手(前脚)もキモい……。

多くの標本や図鑑同様、この虫は上から観察して楽しむべきかもしれません(汗)。

 

 

 

 

 

ちなみに日本の美しい昆虫としてよく対抗馬に挙げられるハンミョウと比べ、

サイズは約2倍の大きさを誇ります。飛んでいると結構目立ちますね。

 

 

 

 

 

公園内。このような湿地帯が谷戸に広がっています。

湿地なので中にはいることはできませんが、

林縁部の園路でも結構多くの昆虫が観察できます。

(以前、ここの注水植物にカブトムシが掴まっていることがありました)

 

 

 

 

 

 

クビキリギスを狩った黒いハチが出現。

獲物を離すまいと警戒している様子ですが、

元来大人しい性質らしく、カメラを向けてもあまり動揺はしませんでした。

クロアナバチ(黒穴蜂)といい、いわゆる狩りバチの一種です。新顔ですね。

 

遭遇率 … 1
インパクト … 3
美しさ … 3
俊敏性 … 3

 

シガバチはイモ●シ、ベッコウバチはクモを麻酔して卵を産みつけ幼虫のエサにしますが

本種は写真のようにバッタの仲間を狩ります。特にクビキリギスやクサキリがお好みの模様。

ハチなので毒針は持っていますが、人に危害を加えることはほとんどありません。

ただ、貴重な狩りの機会を無碍にするのも考えものなので、

観察・撮影するにしても、獲物を持っている時は刺激しないようにした方がいいでしょう。

(そう考えると、上の接写は正直あまり好ましくない行為だったかもしれません(汗))

 

 

 

 

 

ササキリ。クビキリギスより一回り小さい、よく見かける鳴く虫です。

本種の鳴き声を聞くようになると、秋が来ていることを実感します。

 

 

 

 

 

雑木林の樹木に目を向けると、樹液の出る隙間に首を突っ込むスズメバチが。

左奥に甲虫の姿が見えますが、このスズメバチ(しかもオオスズメバチ)が邪魔で近づけません(汗)。

かといって当然追っ払うわけにもいかず(下の下策です)

やむなく少々距離を置いて、ハチが飛び去るのを待ちました。

 

 

 

 

 

ハチがいなくなった後に件の甲虫を捕まえてみたのですが、

残念……何度も撮ったことのあるクロカナブンでした。

 

以前にカブトムシを撮っていることもあり、

そちらの系統の人気者たちも間違いなくいるはずなのですが

基本的に彼らは夜行性。そう簡単に日中の散策で出合えるものではありません。

 

 

 

 

 

上記の通り、こういう王道の里山景観もあります。

ただ、このようにコメ作りをしているスポットは面積の広さに比べるとやや狭く、

むしろ上にあるような人の立ち入れない沼地・湿地や丈の高い草原が多め。

舞岡公園などとは一線を画しているといえるでしょう。

 

ただ、ここの田んぼ自体は結構大規模で見ごたえがあります。

夏場は昆虫、冬になればジョウビタキなどの鳥も観察できます。

(写真の左下に、トトロらしき案山子が立っているような?)

 

 

 

 

 

さて、六道山公園以外にもこの界隈には公園がいくつか点在しており、

小規模ながら散策スポットとなっています。

この写真は、瑞穂ビューパーク(トップの地図の中央やや上)という公園の一角。

六道山公園とは違って自然公園ではなく、競技場などを有する文化・スポーツ公園で

その一角に写真のような池が存在する……という感じです。

 

 

 

 

 

 

地味ながら、ここの池にも昆虫が生息しています。

葉の上で休息中のクロイトトンボと、葉に溜まった水を飲むキイロスズメバチです。

 

最近のニュースで、今年はオオスズメバチに代わってキイロスズメバチが増えていると聞きました。

住宅街に巣を作り処理業者が大忙しとか、

秋になりハチ達の気が立つ前に早くも刺された人が出ているとか……。

曰く、キイロスズメバチはオオスズメバチと並び攻撃的なハチらしいですが、

写真の個体はただ水を飲んでいるだけで、こちらにはほぼ無関心でした。

こういうのは近づかずにほうっておけば基本何の害もありません。いじめないであげましょう。

 

ハチのほか、チョウもよく地面で水を飲んでいる姿を見かけます。

ただ、バッタやカマキリでは見たことがありません。

ネットで検索するとカマキリが水を飲んでいる画像が引っかかるため、

水が不要というわけではないようですが……。

 

なお、完全な都会ではさすがにキイロスズメバチが巣を作ることも基本的にないようですが

皮肉にも都市緑化が進み公園の自然度が高まったために、ハチたちも暮らしやすくなり、

東京都心部に徐々に進出してくる可能性はありそうです。

まあ、ニュースで報道されるような大事になることはあまりないとは思いますけど……ね。

 

 

 

 

 

 

さらに、徒歩で移動して狭山池公園(トップの地図の中央左側)へ。

ここは面積もあまり広くなく、住宅地の中のちょっとした公園といったテイスト。

水鳥やトンボくらいは期待できるかもしれませんが、

ここで待つよりは素直にその時間を六道山公園の散策に使ったほうが有意義です(爆)。

ただしポケストップが多いので、ポケGO起動中ならとりあえず立ち寄っておく価値はあります。

 

なお、証拠写真レベルでしか撮れなかったので掲載はしませんが

一度だけ上空をチョウゲンボウが飛びました。

恐らく、六道山公園かその隣の緑地から飛んできたのでしょう。

この界隈の自然度の高さを証明しています。なんかオオタカも棲んでいるそうです。

 

次は冬でしょうかね。猛禽をはじめ、冬鳥に期待したいところです。

 

 

 

【8/27 野山北・六道山公園および周辺エリアで撮影した生きもの】

鳥類・・・カルガモ、キジバト、コゲラ、チョウゲンボウ

昆虫類・・・アオバハゴロモ、アキアカネ、アブラゼミ、アメンボ、イチモンジセセリ、イチモンジチョウ、イボバッタ、ウラギンシジミ、エンマコオロギ、オオカマキリ、オオシオカラトンボ、オオスズメバチ、オンブバッタ、カノコガ、キイロスズメバチ、キタテハ、キマワリ、クビキリギス、クルマバッタモドキ、クロアナバチ、クロイトトンボ、クロウリハムシ、クロカナブン、クロヒカゲ、コアオハナムグリ、コジャノメ、コチャバネセセリ、コバネイナゴ、ササキリ、サトキマダラヒカゲ、シオカラトンボ、ショウリョウバッタ、ダイミョウセセリ、タンザワフキバッタ、チャバネセセリ、ツクツクホウシ、ツマグロヒョウモン、ナナフシ、ナミアゲハ、ヒメウラナミジャノメ、ベッコウハゴロモ、マメコガネ、ミンミンゼミ、モリチャバネゴキブリ、モンキチョウ、モンスズメバチ、ヤブキリ、ヤマトシジミ、ヤマトシリアゲ、ヤマトタマムシ

 

 

 

【8/27 野山北・六道山公園および周辺エリアで捕獲したポケモン】

イーブイ・・・2

イトマル・・・4

ウパー・・・1

オタチ・・・2

キャタピー・・・1

クラブ・・・1

ケーシィ・・・1

コイキング・・・2

コンパン・・・4

ズバット・・・4

ゼニガメ・・・1

タッツー・・・1

チコリータ・・・2

チョンチー・・・2

デルビル・・・2

トサキント・・・1

ニドラン♂・・・3

ニドラン♀・・・2

ネイティ・・・6

ハネッコ・・・2

パラス・・・1

ビードル・・・1

ピジョン・・・1

ピッピ・・・1

ヒノアラシ・・・1

フシギダネ・・・1

ベイリーフ・・・1

ポッポ・・・4

マダツボミ・・・2

マンキー・・・1

ミニリュウ・・・1

ヤドン・・・1

ラッタ・・・1

ワニノコ・・・2

 

≪総括≫

都立公園としては最大級の規模を誇る野山北・六道山公園ですが、

ポケストップの数は少なく、アイテムを回収してまわるにはかなり骨が折れます。

ポケモン自体の数も少なく、何かの巣となっているわけでもありませんので

公園内ではなかなか成果が挙がりません。一方で市街地ではレア種もそこそこ出現しますが

やはりポケストップが多くないため、総じて狭山丘陵自体がポケGOには適していない気がします。

ただし上記の狭山池公園のようにストップが集中している場所もあるので、

起動している方は忘れずにアイテムを回収しておきましょう。

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