眞子さまの皇籍離脱


婚約に向けて準備を進めている秋篠宮(あきしののみや)家の長女眞子(まこ)さま(25)のお相手、横浜市在住の小室圭(こむろけい)さん(25)が17日、東京都内で報道陣の取材に応じた。同日朝、眞子さまと電話で「行ってきます」「行ってらっしゃい」と会話したことを笑顔で披露。周囲からは祝福の声が上がる一方で、民間人と結婚して皇籍を離れることを惜しむ声も出ている。

午前10時。小室さんはスーツにネクタイ姿で報道陣の前に現れた。緊張した表情ながら、終始笑顔。ただ、「今の率直なお気持ちを」などの質問には、「時期が参りましたら改めてお話をさせていただきたい」と慎重な受け答えにとどめた。

 一橋大学大学院に在籍する傍ら、都内の法律事務所に勤務。将来は国際弁護士を目指しているのかと聞かれ、「今後、色々と考えをめぐらせていこうと思っております」と話した。

 16日の婚約準備の報道以来、友人や関係先からは「びっくりした」という驚きと、「おめでとうございます」と祝福の声が上がった。ただ、眞子さまは数少ない成年皇族の一人で、2団体の総裁職などを務め、園遊会や国賓歓迎行事など主要行事に数多く出席してきた。皇嗣(こうし)となる秋篠宮さまが担ってきた公務を引き継ぐことも期待されていただけに、関係者の間には、担い手がいなくなることを心もとなく感じる空気も漂う。

 公益社団法人日本工芸会の関係者は、総裁の眞子さまについて「伝統工芸に対する一般の興味関心を高めて頂いている。作家の方の励みになっているのは間違いない」とたたえる。眞子さまは初代総裁の高松宮さま、2代目の桂宮さまの後を継ぎ、総裁賞などの選定や授賞式に出席してきた。

 また、眞子さまは国賓歓迎行事への出席をはじめ、単独での海外公式訪問を2度経験。元宮内庁幹部は「有能で、両陛下の信頼もあつく、皇籍を離れるのは残念」と明かす。

 眞子さまが名誉総裁を務める公益財団法人日本テニス協会の鈴木宏事務局長は「若い総裁で協会やテニス界全体が励まされている。個人的な思いとしては、ご結婚後もご活動頂けるようになればうれしい」と話した。

 女性皇族は現在14人。天皇陛下の孫の世代は7人で、皇太子家の長女愛子さま(15)を除く全員が結婚可能な年齢に達している。皇室典範12条は「皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる」と定めており、眞子さまは小室さんとの結婚により公務から離れることになる。

◆ご婚約 デート報道の地元喜び
秋篠宮家の長女眞子さま(25)が、国際基督教大(ICU)時代の同級生だった小室圭さん(25)と婚約されることが明らかになった。埼玉県長瀞町でもデートをしたという報道を受けて、町内の関係者たちは「寝耳に水」「青天のへきれき。全く知らなかった」と驚く一方で、「長瀞という名前が出ただけでも大変光栄」と祝福ムードに包まれた。

 古くから県内有数の観光地として知られる長瀞は皇室との縁も深い。大正4(1915)年創業の老舗旅館「長生館」は93年に天皇、皇后両陛下、97年には秋篠宮ご夫妻も宿泊されている。常務の小埜和也さん(41)は「ニュースで長瀞という言葉を聞いてびっくりした。もし長瀞の風景を楽しんでもらえたのなら、ありがたいこと」と喜んだ。

 「参拝されたかは分からないが、大変喜ばしい」と語るのは宝登山神社禰宜(ねぎ)の曽根原正宏さん(64)。境内には昭和天皇の成婚を祝い、「相生(あいおい)の松」と呼ばれる黒松と赤松が並ぶように植栽されている。縁結びに御利益があるとしてお守りも販売しており、「あやかってもらえれば」とほほ笑む。

 町観光協会や商店街などにはテレビ局や新聞社といった報道各社からの問い合わせが殺到。同協会事務局長の田島茂行さん(43)は「情報収集はしているが、どこを訪れたかは把握できていない。ただ長瀞の地名が出ただけでも大変光栄」と誇らしげだった。

 岩畳付近で飲食店を営む男性(49)は「まさかと思ったが、長瀞を全国にアピールできるチャンス。観光地としての責任感を改めて感じ、身も引き締まった」と決意を新たにしていた。

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