田中光顕の足跡たどる特別展 高知県佐川町の青山文庫(高知新聞・2017/9/18)

田中光顕の足跡たどる特別展 高知県佐川町の青山文庫(高知新聞・2017/9/18)


高知県高岡郡佐川町出身の志士で宮内大臣を務めた田中光顕(1843~1939年)の足跡をたどる特別企画展「陸援隊副長 田中光顕」が、同町甲の青山文庫で開かれている。

若き日の光顕が関係する史料や、同時期に起こった大政奉還や王政復古に関わる人物の書などが展示されている。「志国高知 幕末維新博」の関連行事で11月26日まで。

光顕は幕末、武市半平太の土佐勤王党に加わり、元治元(1864)年に脱藩した。

各地で周旋活動を行ったほか、中岡慎太郎が立ち上げた陸援隊の幹部にも抜てきされた。

光顕の半生を紹介するコーナーでは、土佐勤王党の平井収二郎が長州藩の久坂玄瑞に光顕を紹介する書状や、山内容堂の側近、寺村左膳が陸援隊について記した日記などの史料を並べたほか、中岡が暗殺された後、光顕が陸援隊を指揮し、慶応3(1867)年、和歌山県高野山で挙兵したことなどをパネルで説明している。

このほか、同時期の歴史的な場面で登場する徳川慶喜や松平春嶽、大久保利通などの書や、明治新政府が庶民に対して定めた「五榜(ごぼう)の掲示」の木札も展示している。

同文庫の藤田有紀学芸員は「光顕がいかにして幕末維新に関わったのかや、激動の時代を象徴する収蔵史料を味わってほしい」と話している。

文庫は月曜休館だが、敬老の日の18日は開館する。



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