二十三士の情熱感じて 高知県田野町の「岡御殿」で遺品など展示(高知新聞・2017/9/6)

二十三士の情熱感じて 高知県田野町の「岡御殿」で遺品など展示(高知新聞・2017/9/6)


幕末の志士、野根山二十三士ゆかりの品を通して、その生き方や時代背景をたどる企画展が安芸郡田野町の県指定文化財「岡御殿」で開かれている。

「志国高知 幕末維新博」の関連行事で10月16日まで。

野根山二十三士は田野町出身の清岡道之助を首領とし、藩政改革を求めて野根山街道に集まった安芸郡下の23人。

尊皇攘夷(じょうい)を掲げて獄中にいた土佐勤王党盟主、武市半平太の釈放を訴えたが、土佐藩に捕らえられ、奈半利川河畔で斬首された。

企画展は、二十三士が眠る田野町の福田(ふくでん)寺が所有する遺品などを展示。

道之助が江戸で入手したとみられる中国の漢字字典「康熙(こうき)字典」や、道之助の母が持っていた西陣織の懐紙入れ、叔父に当たる清岡治之助(じのすけ)の陣がさなどが並んでいる。

また、半平太に寛大な措置を求める嘆願書を現代語で解説したパネルや、道之助らの辞世の句も展示されている。

福田寺の森健随(けんずい)住職(60)は「二十三士の中には、16歳で命を落とした者もいた。藩に対し、命懸けで行動した情熱を感じてほしい」と話している。

岡御殿は企画展に合わせ、道之助が愛用した陣羽織のレプリカを無料で貸し出しており、着用できる。火曜休館。
Top