武将・牧野成里の幟を発見 栃木・佐野の菩提寺で 今秋公開(産経新聞・2017/8/24)

武将・牧野成里の幟を発見 栃木・佐野の菩提寺で 今秋公開(産経新聞・2017/8/24)


戦国時代~江戸時代の武将、牧野成里(しげさと)が合戦で使用したとみられる貴重な幟(のぼり)などが、牧野家の菩提寺、龍江院(栃木県佐野市上羽田町)で見つかった。

吾妻地区公民館(同市村上町)で11月18日に開かれる牧野家由来の木造エラスムス立像の複製公開に合わせ、初めて展示される予定だ。

幟は朱色の布地(縦346センチ、横76センチ)に牧野家の家紋「三つ柏」が白く染め抜かれている。

また藍色で三つ柏が染め抜かれた縦60センチ、横40センチほどの白地の布が数枚、金銀糸の豪華な縫い取りの施された着物も見つかった。

同寺ではこれまでにも、「いろはにほへと」と黒漆で記され、合戦の際に武将が背中に差した背旗が見つかっている。

その背旗は石田三成の家臣だった成里が関ケ原の戦いで使ったと伝えられている。その後、成里は徳川氏家臣に転じた。

また成里の子、成純(しげずみ)は慶長5(1600)年、大分県に漂着したオランダ船「リーフデ号」の船尾像・木造エラスムス立像(国重要文化財)を同寺に納めたとされている。

同寺と地元有志は今年、立像を顕彰する団体を結成し、立像のレプリカを佐野出身の彫刻家に依頼し、作成中だ。牧野家の幟は今月初め、立像公開に合わせ、同寺所蔵の関連史料を調査中に見つかった。

大沢光法(こうほう)住職(71)は「背旗に次いで貴重な幟が見つかり、驚いている。エラスムス立像と牧野家の関係を知ってもらう契機になってほしい」と話している。




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