『戦慄怪奇ファイル コワすぎ』シリーズとクトゥルフ神話あれこれ

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 コワすぎシリーズの一部の巻がアマゾンですごく安くなっていて、900円台だったのでそのまま直ぐにポチっちゃいました。

 

  戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説

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  • 発売日: 2013/02/02
  • メディア: DVD
 

  

  

 『戦慄怪奇ファイル コワすぎ』のインタビューにて、クトゥルー神話にまつわる発言が述べられている箇所があるので、改めて紹介します。

 

 登場するのは3巻と4巻のインタビュー。

 以下、該当する所を抜き出してみました。

 

 最初は、3巻インタビューの9分50秒くらいに登場します。

 

 「ま、幽霊ものなんだけども、ようするにその、この作品の根底にある、ま、クトゥルー神話的なものといいますか、太古の昔はね、あのぉ、邪悪なものが、実はこの世を支配していて、それが何かのきっかけで、えー、まあこの世から撤退してしまって、今のこの世界があるんだけれども、えー……、その、違う異世界からその邪悪な存在たちが、えー、ふたたびね……、こっち側の世界を支配してやろうと、虎視眈々と狙っていると……、そのチャンスを狙っているっていうような、まあ、その世界観がクトゥルー神話ですけれども、……まあ、なんかね、……あのぉー……、この私達が生きているこの世界とは違う異世界が存在するっていうのは、まあ、あのぉ……、面白いなあっていう風にやっぱ思うんで、そこには浪漫があるなって思いますんで……、それがなんかね……、あのぉ……、んー……まあ、好きなんですよね」

 

 次は、3巻インタビューの12分10秒くらいから。

  

 「で、えー、ファイルスリー、フォー、ま、なんとなく、決まっているわけではないんですけど、こう……なんとなくイメージしているのが、まあ、ワン、ツーがそうであったように……、えー、ま、奇数……、奇数ファイルですね、奇数のファイル、ファイル1は、ま、わりとそのスタンダードなつくりで、でツーはその……そういうクトゥルー神話的な、異世界の広がりが見える……そういうような作品になっていると……。で……、スリー、フォーはなんとなく、これもう本当決まりごとではないんですけれど、なんとなくそういう風にしようという思いがあって……、えー……、でスリーは……ある程度、定型に則った、けれども、ま、クライマックスはさらにちょっととんでもないことが起きるような、えー、ある種のまあ定型に則ったスタイルで魅せる、殺すと。で、フォーの方はですね、ま、これはまたご覧になってからという感じなんですけども、フォーの方はさらに異世界の存在というのを、えー、ま、さらに感じさせるような内容……としての、フォーと……、いう、ような感じに……、僕の中ですごく、あの、ぼんやりとではあるんですけど、ま、区分けしているところがあるんです」

  

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 続いて4巻インタビューの11分33秒くらいから。

 

 「ま、ほんとにね、思うのは4までこう作ってきたんですが、ま、本当にすごい低予算だからできていることではあるんですけれども、ちょっと奇跡的な、シリーズになっているんじゃないかと思うんですよね。で、えー……、5、6の、えー、ファイル5、ファイル6も、ね、えー、ちょっ、作る予定にはなってますで。やっぱり、その、シリーズを重ねていくごとに、その……クトゥルー神話的な世界が、えー、より、その、見えてくる。で、えー、すべての話が、どこかでつながっていて、そして……、ま、とくに──(以下ストーリーの具体的な話になるのでネタバレを危惧して省略)」

   

 そして、4巻インタビューの13分13秒から。

 

 「ファイル5、ファイル6を通じて、ある程度その謎が、えー、わかっていくような、ま、解決編的な側面を、えー、持ち合わせたものにしようと思っています。何か一つの、大きな出来事がおころうとしているんだと、いうこと……、そのクトゥルー神話的な感覚と、ま、工藤の、その……過去の物語の、ま、結末……とまではいかないでしょうけども、ある種の……、ある一つの帰結を、おー……6まででちょっと、決めたいなという風に思っていますね」

  

 このように、クトゥルー神話というワードが何度か登場します。

 ただし、コワすぎシリーズがクトゥルフ神話ものであるとは言われてません。

 あくまで、クトゥルー神話「的」な広がりや感覚を表現しようとしている、という感じです。

 

 

 その上で、コワすぎシリーズ本編から、あえてクトゥルフ神話要素を見出すとなると、いくつかそれらしいものが見つかります。

 今回入手した3巻、4巻から抜き出してみます。

 

 

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 FILE-03 『人喰い河童伝説』では、河童との対決時に利用したのが五芒星でした。

 日本のオカルトなので安倍晴明の桔梗紋(清明桔梗)由来の五芒星だと思われるのですが、クトゥルー神話ものとみるなら、同じく五芒星である旧神の印こと「エルダーサイン」に意識している可能性があります。

 

 

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 シナリオそのものにもクトゥルフ神話の定番展開を思わせる部分があります。

 (異形の事件に携わっていたら、携わっていたものが向こうの世界に取り込まれて……という感じに)

 

 

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 FILE-04『真相! トイレの花子さん』に登場するクリーチャーも、クトゥルフ神話からインスパイアを受けた可能性があります。

 うじゃうじゃ触手持ちですし。異世界ですし。

 (触手や異世界が出ただけで、その作品にクトゥルー神話っぽさを見出す風潮はどうかと思うのですが、「コワすぎ」の場合はインタビューでも言及されてますし、あえてクトゥルー的なものを探したら……という感じなのでご了承ください)

 

  戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相! トイレの花子さん

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  • 出版社/メーカー: アルバトロス
  • 発売日: 2013/03/02
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 それとは別に、白石晃士監督のモキュメンタリー『カルト』では、初めからクトゥルー神話との触れ込みでリリースされています。(とは言え、同じ観るならコワすぎシリーズをおすすめしたいです。コワすぎをご覧になった上で、この作風が好きでしたら『カルト』も楽しめるかもです)

 

カルト [DVD]

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  • 出版社/メーカー: オデッサ・エンタテインメント
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