表面での爆発から星の死への旅立ち – ニュース

図:ヘリウム層で核反応が起き、中心に衝撃波が伝わって炭素の核反応が始まった直後のようす(想像図)
ヘリウム層で核反応が起き、中心に衝撃波が伝わって炭素の核反応が始まった直後のようす(想像図) オリジナルサイズ(2.9MB)

東京大学の大学院生と研究者、京都大学や国立天文台などの研究者からなる研究グループは、すばる望遠鏡に搭載された超広視野主焦点カメラHyper Suprime-Cam(ハイパー・シュプリーム・カム、HSC)を用いた観測で、爆発直後のIa型超新星を捉えることに成功しました。このIa型超新星の明るさと色の時間変化を詳しく解析した結果、この超新星のふるまいは、白色矮星の表層にある薄いヘリウム層の底で激しい核融合反応が始まり、その影響で白色矮星の内部で衝撃波が内向きに伝わり、中心で核融合反応が起きて星全体が爆発するという機構で説明できることがわかりました。この機構はIa型超新星の爆発機構として提案されていた説の一つですが、それに対する最初の確たる観測的証拠であり、極めて重要な成果です。

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