秋華賞 最終追いきり

 史上初のNHKマイルC&秋華賞制覇を目指すアエロリットが、

美浦坂路でケタ違いのパワー走を披露した。(サンケイスポーツ)

 深いモヤが晴れた午前7時過ぎ、

芦毛のGIホースは菊沢調教師を背に坂路へ。

呼吸を合わせて尻上がりにスピードアップした。

オーバーワークを避けるために終始馬なり。

見た目には4F54秒程度と映ったが、実際は52秒4、ラスト1F12秒3。

報道陣からは思わず感嘆の声が漏れた。

 「前半加減して、最後の2Fだけ集中させる感じの内容。

53秒くらいの予定が速くなったね。

でも、いい動きだったし、坂を上がり切ってからも息が入っていた」

とトレーナー。

 春先よりも背が伸びて馬体が充実し、

より強い調教メニューにも対応してきた。

「たくましい女の子。

初の2000メートルは分からないし、簡単にはいかないと思う。

ただ、克服できれば今後の選択肢の幅も広がるからね」

 古馬相手のクイーンSで初の9Fを難なくクリアした勢いがあれば、

変則2冠も十分につかめそうだ。(夕刊フジ)

 

 

 軽かった1週前の修正か。

坂路を中心に仕上げられてきたファンディーナは、

最終チェックの舞台として栗東CWコースをチョイスした。

 角馬場で体をほぐし、岩田騎手を背にコースに入った。

折り合いを確かめるように前半はゆったり進み、

4F過ぎからペースアップ。

ラスト1Fで気合が入り、12秒0でサッと駆け抜けた。

 「反応を確かめるというより、馬を動かして負担をかけた。

動かし切るまではいってないけど、

先週よりいいし、前走時とは全然違う。

このひと追いで、どこまで変わるるか」とジョッキー。

 1番人気だったローズSが22キロ増。

「成長分もあるけど、戻ってきたという感じ。

馬体はそのまま中身だけ良くなってくれればいい。

内回り2000メートルは合うと思うし、頑張ってほしい」。

期待どおりの“変わり身”を見せての怪物復活を望んでいた。

 

 

 春2冠が(2)(5)着。秋初戦のローズSも3着と

上位争いしたリスグラシューが、上昇曲線を描く。

栗東坂路で坂井騎手(レースは武豊騎手)が跨り単走。

脚さばきのスナップの利き具合が抜群で、

外ラチ近くを真っ直ぐに駆け上がってきた。

 「しまいを少しやるように指示された。

少し速い時計になったが、

オークス時に比べてテンションも高くなく落ち着いているし、

前走より間違いなくデキは良化。

具合がいいから時計が出てしまったと思う」。

坂井騎手の言葉どおりに無理をした感じはないし、

フットワークからは力感が伝わり、かつ軽快だった。

3冠目の逆襲となるか。

 

 

 紫苑S2着のカリビアンゴールドはセオリーどおりの馬なり調整。

美浦坂路を単走でゆったりと入り、しまいの反応を確認した。

4F55秒6と余力を残しをつつ、

ラスト1Fは12秒8と上々の伸びだった。

 「動きに力強さがあったし、

コンディションとしては最高に持っていけると思う。

(来年2月で定年のため)最後の秋に特別な思いはないが、

ここんとこ大人っぽくなったので、そこが楽しみ」と小島太調教師。

 田中勝騎手も、

「前走は勝ちたかっただけに残念だったが、

春先より気持ちが大人になった。

先週の追い切りに乗って安心できたし、相手は強いけど

こっちも良くなっているから」と、逆転戴冠へ気合十分だ。

 

 

 ローズS2着のカワキタエンカは栗東坂路で単走。

ラスト2Fは12秒5-12秒5と、

ブレのないフットワークから好調ぶりが伝わってきた。

 「4F55秒くらいの予定が(53秒6と)少し速くなったが、

テンはスムーズで、しまいもしっかりしていた。

気持ちが入っているので時計が出たんだろう。

先週は北村友騎手が乗って好感触。

逃げることにはなるだろうけど、

何が何でもという感じではないよ」と浜田調教師。

本番でも展開のカギを握ることは間違いない。

 

 

 

 

 

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